昨日の午後、「愛知県カラーユニバーサルデザイン普及ワークショップ」という、学校現場の人を対象とした、CUD(カラー・ユニバーサル・デザイン)の研修に参加しました。愛知県の小・中・高等学校から、約50名が参加しました。
2003(平成15年)3月に、文部科学省は学校の定期健康診断の必須項目から色覚検査を削除しました。しかし、自身が色覚異常であることを知らないまま職業を選択する時期になって、色覚異常が原因でその職業を断念せざるを得ない事例など、いくつかことが問題にもなっています。
学校現場も、色覚異常の児童生徒を正確に把握はできていません。「白いチョークを中心に板書し、赤いチョークは見づらいので、ラインなど部分的に使うこと」など、若干の知識はあるものの、色覚異常の子どもたちが気持ちよく学校生活が送るには不十分だと思い研修に参加することにしました。
講師の富永さかえ氏(NPO人にやさしい色づかいをすすめる会代表)の講演と後半はワークショップを行いました。よく言われる「色弱者の方は赤と緑が見づらい」というのは違っていて、3種類(赤・緑・青)の色を感じる機能を持つ3つの円錐状の細胞(錐体)の状況によって「D型」「P型」「T型」「A型」と様々なタイプがあることを知りました。
色弱者の方の色の見にくさを体験できる「バリアントール」という眼鏡をかけて、日常生活でよく見る標識や案内、黒板の板書などを見ました。実際の色とは違って、大事なことだと強調するために使用している赤色が、実際には茶色のように見えたり、板書もとても見にくかったりと、本当に驚きました。
特に体育などでよく使用する「ビブス」と呼ばれるゲームベストは、組み合わせによっては色の区別がしにくく、相手チームと自分のチームが分からないような状況でした。また、スマートフォンのアプリで、それぞれのタイプの見え方をカメラで見ることができるものがあることも教えていただきました。
グループワークの中にみえた色弱の方は「生まれてからずっとこの目で過ごしてきたから、大きく困ることはありませんよ。個性のひとつだと思っています。でも、困ったときには聞くことができるから、自分は(色弱者であることを)知っていてよかったです」とおっしゃっていました。
色覚異常のある子もそうでない子も、学校生活で困ることのないように、CUDの基本を教職員で共通理解を図り、どの子も笑顔で過ごせる草平小学校にしていけたらと思います。
保護者の方で、「うちの子、何となく色の見え方がちがうかも?」と思われる方は、担任や養護教諭等にご相談いただければと思います。
