愛西市立永和中学校
 

NEWS FROM EIWA

永和中ニュース >> 記事詳細

2025/12/01

全校朝礼

| by 永和中学校
12月の全校朝礼を行いました。

 


◎ 校長先生のお話(人権講話)
 12月に入り、今年も残りわずかとなりました。寒さも本格的になってきましたね。現在、愛知県にはインフルエンザ警報が発令されています。年末にかけて感染症の拡大が心配されていますので、手洗い・換気・必要に応じてマスクの着用、そして十分な睡眠を意識して、しっかり自分の体を守っていきましょう。
 さて、今日は「人権」について少しお話をしたいと思います。12月4日から10日までは人権週間と言って、みんなが幸せで、平等な社会をつくるために、一緒に考え、行動する大切な時間です。人権とは、私たちが生まれながらにして持っている、誰もが平等に、そして大切にされる権利のことをいいます。
 ここで少し、私の話をさせてください。私は犬が大好きで、2匹の柴犬を飼っています。2匹ともドッグランで遊ぶのが大好きで、たくさんの犬たちと一緒に遊びます。そこには、大きな犬もいれば小さな犬もいます。毛の色が茶色の犬、白い犬、足の長い犬、短い犬、性格もそれぞれです。見た目も性格も違っていても、どの犬も大切にされ、愛されています。私たち人間も同じです。顔や声、性格、考え方、得意なこと、苦手なこと、みんな違って当たり前です。「みんな違って、みんないい」という言葉があるように、違いを認め合い、尊重することがとても大切だと私は思います。
 永和中学校の校訓には「まじめ・親切・がんばり」という三つの言葉があります。その中の「親切」という言葉の意味は、「相手の立場になって考え、行動すること。困っている人にそっと声をかけたり、悩んでいる人にそっと寄り添ったりすること」です。実はこれこそが、「人権を大切にする心」そのものではないかと思います。
 みなさんの周りに、困っている子や、悩んでいる子、助けを求めている子はいませんか?そんなときは、思いやりのある「親切な心」で、やさしく手を差し伸べることができる人であってほしいと願っています。
 そして、もう一つ大切なことがあります。それは、「自分を大切にする」ことも人権の一つであるということです。自分が「嫌だな」「つらいな」と感じたときは、その気持ちを我慢しすぎず、きちんと誰かに伝えることが大切です。先生や家族、友達に相談することは、「弱さ」ではなく、自分を守るための「強さ」です。人権は、誰かのためだけにあるものではなく、みなさん自身のためにもあるものだと思います。
 お互いを思いやり、そして自分のことも大切にできる人になってほしいと思います。そうすれば、学校もクラスも家庭も、もっと温かく、笑顔あふれる場所になるはずです。このあと、生徒会のみなさんが「人権集会」を開いてくれます。今日の時間が、みなさんにとって人権について考えるよいきっかけになることを願っています。

 冬休みまでの残りの時間も、毎日を大切に、元気に過ごしていきましょう。


08:40 | 投票する | 投票数(1) | 今日の出来事

訪問者カウンタ

COUNTER937876
このホームページ内に掲載している記事,写真など一切の無断転載を禁じます。
Copyright(C) eiwa Junior High School All rights reserved