4年生が福祉実践教室を行いました。手話、車いす体験、点字、視覚障害者ガイドヘルプ、高齢者疑似体験のうち、車いす体験を含めた2つを体験しました。
【手話】
基本のあいさつや自己紹介の仕方を教えてもらいました。「おはよう」なら、頭の横に置いたグーの手(枕)をずらし、人差し指を向かい合わせて曲げる形で表します。「こんにちは」は、指二本を縦に並べておでこに当てて(時計の12時)人差し指を向かい合わせて曲げる、といように表します。説明を聞き、
子どもたちは「そういうことか!!」と納得の表情を見せ、あいさつをいくつも覚えていきました。授業のお礼の気持ちを伝えるときも、覚えたての手話で、講師の先生に伝えることができました。

【車いす体験】
車いすの操作方法や、介助の仕方を教えてもらいました。実際に車いすに座って、段差を乗り越えることの難しさを知ったり、思うように移動することの大変さを体験したりしました。

【点字】
講座が始まって早々に「折り紙で財布を作ってみましょう」という講師の先生の声かけに、「簡単!」と子どもたち。「次は、目を閉じたり上を向いたりして手元を見ないで財布を折ってみましょう」と言われ、「絶対無理!折っているところが見えないじゃん。」「これが、目が見えないということです。」と目が見えないということを体験したところで、点字教室へ。1点1点を丁寧に打ち、自己紹介文を作りました。出来上がった文を先生が読み上げます。点を打つところを1つ間違えると違う文字になってしまい、苦戦しました。

【
視覚障害者ガイドヘルプ】
視覚障害をもつ人が移動する際の案内役を体験しました。目隠しをして生活し慣れた校舎を歩きます。何気なく歩いている階段や廊下が、まともに歩くこともできず壁や手すりにしがみついた友達に寄り添って歩きます。「あと一段で階段が終わるよ」「もうすぐ曲がるよ」と肩をポンポンと叩いて教えたり、危険な場所では手を引いたりと工夫してガイドヘルプを行いました。

【
高齢者疑似体験】
いずれはやってくる老い。腕や足におもりや軍手をはめて思うように体を動かすことができなくしたり、視界が濁ってよく見えなくなる眼鏡をかけて白内障の見え方を体験したりしました。「おじいちゃんやおばあちゃんを助けてあげないとね」「新聞を濡らしてめくるのは、かさついてめくれないからなんだね」など、高齢者の日常生活を体験することで思いやりの心がうまれました。
