学校祭２日目は体育の部、昨夜の雨もすっかり上がり、すばらしい秋空の下で開催することができました。

　オープニングは、赤・青それぞれのブロック長のかけ声でエール交換し、雄々しく入場です。
　開会セレモニーの後、準備体操もしっかり行いました。


　午前の部は、６つの競技が行われました。
　ムカデ競争では、途中でムカデが横になってしまい、ムカデなのにカニさん歩きになってしまったチームもあり、とてもユーモラスでした。障害物走では、毎年おなじみの飴探しコーナーが見どころで、今年は小麦粉を増量したために、みんな顔面真っ白でゴールしていました。二人三脚レースは、まるで徒競走のように疾走するペアもありました。台風の目は最後まで接戦で、全員で棒を飛び越え、頭の上をくぐらせるところの僅差で勝敗が決まりました。棒引きは、両チームともスタートダッシュがすばらしく迫力満点の戦い。シークレットリレーはクラス対抗、誰がどれだけ走るか作戦が光る戦いになりました。
　午前中の競技が終わったところで、圧倒的に青ブロックが優勢、勝負あったかに思われましたが…。

　午後の部は、生徒会種目の借り人競争で始まりました（得点種目ではありません）。「この学校で一番偉い人を探せ」とのお題に、私（校長）でなく、３年学年主任のＫ先生を選んでゴールした３年生に、生徒会長も「合格です！」と言ったのに、私もおおいに納得しました。その他にも、生徒会役員は、アナウンスや指揮に大活躍しました。

　体育祭のハイライト、演技発表です。わずか６分間のダンスやマスゲームのパフォーマンスに、演技長を中心に３か月かかって練習してきただけに、みんな真剣そのもの。これは独自で勝敗が決められ、勝ったブロックは１０月７日の立田地区市民体育大会でも披露できるとあって、どちらも創意工夫あふれるすばらしい演技でした。これは僅差で赤ブロックが勝ちました。

　１０月７日の立田地区市民体育大会の練習も兼ねて、ＰＴＡ種目「追っかけ玉入れ」も行われました（得点種目ではありません）。たくさんの方々にご参加いただき、ありがとうございました。

　心を合わせて引っ張れ綱引きでは、女子の力強さが光りました。２回戦とも長時間の持久力勝負の末赤ブロックが勝ち、このあたりから赤ブロックの反撃が始まりました。一方男子種目の天下分け目の戦い決戦！立田ヶ原では、長身メンバーでそろえた青ブロックの騎馬が相手の騎馬を次々と撃破し、大差で青ブロックの勝ち、赤ブロック女子から男子にブーイングが…。しかし、ブロック対抗リレーでは、赤ブロックのアンカーの男子が最後尾から見事なごぼう抜きで赤ブロックの勝利。最後の得点種目、大縄跳びでは、赤ブロック３Ａの連続４１回の新記録も出て、赤ブロックが勝ち、体育の部の勝敗の行方は微妙になりました。

　戦いが終わった後は、ノーサイド。保護者や先生も交えてみんなで和気あいあいとフォークダンスを行いました。恥ずかしがっている割には、曲が終わると「アンコール」のかけ声、思春期って複雑ですね。

　整理体操の後は、結果発表。
　　演技の部　赤ブロック
　　体育の部　青ブロック
　　大縄跳び　優勝３Ａ（新記録４１回）　　準優勝２Ａ（新記録２９回）　　３位１Ａ
そして、昨日の文化の部もトータルした総合優勝は、青ブロックとなりました。
　今年度は完全２ブロック制になったために、全てが１対１の対決となり、かえって見ごたえのある学校祭になったように感じました。また、生徒会スローガン「轟け～２０５人の光源となれ～」のとおり、生徒一人一人がオンリーワンの輝きを放ち、その光が互いを照らし合いながら、団結・協力して取り組んだ学校祭になりました。

　片づけも終わり、夕暮れがせまるグラウンドでは、解団式が行われました。
　３年生のリーダーたちが、この学校祭にかけてきた思いや、みんなへの感謝の言葉を語り、先生たちもすばらしい頑張りであったと声をかけていました。校庭に最後のエールの声が響き渡り、学校祭の全てが思い出に変わる瞬間を迎えました。

　１年生は中学校初めての学校祭おおいに楽しめましたか？、２年生は全力を尽くすことができましたか？３年生は完全燃焼しましたか？３年生の残してくれたよき伝統を、来年度の学校祭につなげてくれたらと思います。
　生徒会役員の皆さん、ブロックリーダーや旗・合唱・演技リーダーの皆さん、体育祭の運営ボランティアの皆さん、そして全校生徒の皆さん、おつかれさま、すばらしい学校祭をありがとうございました。また、ご来賓・保護者の皆様、２日間にわたり参観・応援・ご参加いただきありがとうございました。