愛西市立佐屋中学校
 

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2018/01/18

平成30年度 新入生説明会挨拶

| by 佐屋中学校

 初めまして。校長の湯澤裕幸といいます。本日は、お忙しい中を本校の学校説明会に来ていただき、誠にありがとうございます。
さて、小学校と中学校の違いはどんなことでしょうか。?何を今さらと思って見えるかもしれませんね。でも言います。
小学校は6年間、中学校は3年間。義務教育最後の3年間ですね。服装は小学校は自由でしたが、中学校には制服がある。小学校は担任の先生が全部教えていたけれど、中学校は教科によって先生が替わる。本格的に英語の授業も始まり、定期テストもある。
 中学校には部活動があって、全員がどこかへ入らなければならない。先輩、後輩の関係があって、練習も厳しそう・・・朝練習もある。朝は歩いて集団登校していたけれど、中学校はそれぞれで学校へ行く。自転車通学もある。
 小学校は遊具があって、休み時間にはドッジボールをして遊んでいたけれど、中学校は遊具もないし、誰も運動場へ出て遊ばない。遊んでいる中学生など見たこともない。

大人からするとわかっていることばかり、当たり前なことばかりなのですが、お子さんにとっては、一つ一つがとても大きな違いです。
 いわゆる中1ギャップの問題です。ですから、お子さんが中学校のことを聞いたら、ていねいに教えてあげてください。そして、不安を持たずに中学校に来られるようにアドバイスをお願いします。
 関連して、一つだけ、部活動についてのお知らせです。
佐屋中学校では、部活動の様子を直接見ていただけるように、3月2日(金)と3月8日(木)の2日間、4:30~5:15に部活動公開を行います。また、ご案内を差し上げますので、是非、お子さんと一緒にご参観ください。

 さて、ここまで小学校と中学校の違いについていくつか話してきました。
でも、これらは目に見える違いですよね。実は目に見えないけれど大きな違いというのがあります。それは、心の成長です。
中学校3年間でだいたいの子が、親の背丈を越えるでしょう。親よりも体が大きくなる。
ということは、親の思い通りにはならなくなるということです。ですから、それまでに、自分の意志で適切な行動ができるように、大人として育てなければなりません。
小学校のうちは親や教師の指示によって行動できるというレベルでまあよかったのですが、
そのままでは永久に大人にはなりません。・・・こどもをいかに大人に近づけるか、これが、中学時代の一番のねらいです。自分の意志で行動でき、「だいじょうぶ」だというように育てる期間、それが中学校での3年間です。

要項の1ページにある本校の教育目標、「正しく自己に目覚め、自己をはぐくみ、生きる力をつちかう」とは、そういうことです。

中学を卒業するときには、どの子も自分の進路を選び、進んでいかなければなりません。
就職試験や高校入試があります。・・・・
いよいよ、自分の夢に向かってスタートをする、中学校とは、「夢に近づくところ」でもあります。

夢に近づくために、学習をしっかりと行い学力をつけます。また、集団の一人としての行動の仕方、人への接し方などを学びます。さらに、道徳や進路学習、職場体験学習などから
自分自身の生き方や将来のことを考えます。そして、運動をして体力をつけます。
このように、いろいろな学習や様々な行事・活動を通して、正しい判断ができ、思いやりの心を持ち、他の人と協力し、社会で自分を活かして生きていける人へと成長していく・・・
こんなふうにして、大人になるための準備をするところ、それがこの佐屋中学校での3年間なのです。学校と家庭で力を合わせて、一緒に頑張っていきましょう。

 この後、各担当から具体的な話があります。
しっかりと聞いていただき、保護者の皆さんやお子さんにとって、疑問や不安が少しでもなくなる、有意義な時間になればよいと思っております。
それでは最後まで、どうぞよろしくお願いいたします。
以上であいさつとさせていただきます。


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