今日は、愛西市健康福祉部健康推進課の事業の中の、学校歯科健康教育で3年生に「歯科指導」をしていただきました。保健センターより来ていただいたのは、歯科衛生士で本校のPTA母親代表でもある藤澤花鈴さんでした。
はじめに、養護教諭の妙楽先生から ねずみ=「前歯」、オオカミ=「犬歯」、ゾウ=「奥歯」とそれぞれの歯しか持たない動物を挙げながら、それぞれの歯の働きについて、そしてこの3種類の歯をもつのが「人間」であることのお話がありました。
次に藤澤さんから、虫歯になる3つの原因と解決方法についてお話がありました。まず、1つ目が「歯の質」。しかし高校生くらいまでは、フッ素入りの歯磨き粉によって歯を強くすることができるそうです。2つ目に砂糖などの「甘いもの」。これを一生摂らないことは無理かも。3つ目に「ばい菌」。これは、外から入ってくるわけではなく、口の中にいつもいる常在菌です。でも、えさとなる食べ物のかすや甘いものが口の中にあると、菌が歯を溶かして虫歯を作ってしまうそうです。
そこで、子どもたちはタオルで服が汚れないようにして、綿棒に歯垢を染め出すピンクの液を歯に塗って、鏡で汚れ具合を確認しました。
「きゃー!真っ赤になっちゃった!」「それほど赤くなっていない」など、反応はそれぞれでした。その後、藤澤さんにそれぞれの歯の磨き方を教えていただきながら、歯を磨きました。今までの磨き方では、きれいに磨けていなかった部分も理解し、さっぱりとした歯に満足げでした。
歯は一生使うものです。今からのお手入れで、80歳になっても20本以上の歯を残し、元気に長生きできるようになってほしいと思いました。