愛西市立永和小学校
 

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2023/03/10

水があっという間に・・・

| by 永和小学校
 学年末が近づいてくると、教科によっては学習範囲が早く終わり、復習や発展学習を行うことがあります。4年2組では、理科が順調に進んでいるので、今日は「水のすがたと温度」の発展学習を行いました。
 めあては「0℃より低い温度の水をつくろう」です。2種類のトレーを準備し、大きな方に氷、塩、水をバランスよく入れて混ぜます。小さなトレーには精製水を少な目に入れて温度計をいれます。先生の指示は「絶対にゆらしたりしない」で静かに待つことでした。「もう触らんとこ・・・」「ねえ、静かにして・・・」小さな声で注意し合い、子どもたちは水と温度計ををじっと観察していました。やがて、温度計は0℃を下回り、-2℃や-3℃を指し始めました。「0℃より下だ」子どもたちが気付き始めます。精製水を静かに凍らせることで、0℃未満の水を作ることができるのです。
 「では、氷を落とします!」先生が声をかけ、子どもたちが氷を1かけらもらってトレーに落とすと・・・落ちた氷の周りから、水が木の根のように放射状に凍っていき、10秒もかからずにトレー全体に広がっていきました。「おおーっ!」子どもたちから歓声が上がります。この現象は過冷却といいます。0℃以下になった水は凍る準備が整いきっているので、氷を落とした衝撃で一気に状態変化したというわけです。子どもたちは教科書には載っていない水の性質を実験で楽しく確かめることができました。
  
  

過冷却とは
  ↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E5%86%B7%E5%8D%B4
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