令和最初ということで、本年度から教育キャンプが一新しました。まず、期日が、酷暑対策などで夏休みから6月になりました。また、場所が、三重県の朝明から愛知県美浜少年自然の家になりました。
そんな令和最初の教育キャンプに、5年生が6月11日(火)の朝に出発しました。欠席0で、5年生全員で出発するすばらしいスタートでした。
海が一望できる美浜少年自然の家に到着し、入所式や宿泊する部屋の確認をしたら、海辺へ出かけ、魚のつかみ取りを行う予定でした。しかし、波が荒く、海辺での魚のつかみ取りが難しいという判断があり、施設内の大きな水槽で魚のつかみ取りを行うことになりました。そのため時間的に余裕ができ、昼食を食べた後、まずみんなで海辺に行きました。やはり波が荒く、力強い波が何度も砂浜に押し寄せていました。そんな中でも5年生のみんなは海辺で楽しく過ごしました。
その後、自然の家にもどり、魚のつかみ取りを行いました。ひょいっとすぐにつかむ児童もいれば、怖がっていつまでも魚と追いかけっこをしている児童もいました。最後は全員の児童がつかみ取ることができました。
魚のつかみ取りが終わると、着替えや休憩をとり、炊飯・カレー作りを行いました。グループ内で役割を分担し、みんなで協力して進めました。なかなかかまどの火がつかず、苦労しているグループもありましたが、どのグループも時間どおり作り上げ、おいしく夕食を食べることができました。苦労しながらもみんなで作ったカレーの味は格別であったと思います。
夜になり、教育キャンプのメインのひとつであるキャンプファイヤーの時間になりました。準備万端、いざファイヤー場へ移動しようとした瞬間に、「ゴロゴロ」っと雷の音が聞こえ、小雨が降ってきました。安全を第一に考えて、体育館で行うキャンドルサービスに変更し、スタートしました。2名いらっしゃったキャンプカウンセラーの方の力もお借りしながら、5年生みんなで進めるすばらしいファイヤーでした。そして、5年生みんなの勢い、パワーがはじけた盛り上がったファイヤーでした。
盛り上がったキャンドルファイヤーの後、雨が止んだ外へ出て、この日のために練習してきた「火の舞」のメンバーの演技をみんなで見ました。ただただ感動の一言でした。火の舞を演技したメンバーも達成感に包まれていました。
天候などで急な予定変更がありましたが、教育キャンプの1日目が無事に終わりました。美浜の地で仲間と一緒にすてきな夢を見たことでしょう。
6月12日(水)、教育キャンプ2日目の朝、曇り空でしたが、雨は降っておらず、予定通りの活動内容で行われました。起床後、朝のつどいを行い、おいしい朝食を食堂で食べてから、少年自然の家のみなさんに感謝しながら宿泊した部屋を中心に清掃を行いました。そして、2日目のメインであるウォークラリーへ出発しました。海辺にある灯台をめざし、グループで地図などを見ながら、協力して進みました。少し道に迷ったグループもありましたが、チェックポイントの灯台に行き、ゴールの砂浜まで全グループが歩き切りました。
全員がゴールした後、キャンプの最後も砂浜で遊び、美浜の海を最後まで満喫しました。
昼食後、退所式を終え、無事に学校へもどりました。5年生みんなが、自分たちの力でつくり上げた教育キャンプの2日間。5年生のみんなにとって大きな自信になったと思います。この2日間をすてきな思い出として心に刻むとともに、これからの学年づくり、学級づくりに生かしてほしいと思います。